2010年9月11日土曜日

ビジョンの共有

昨日、知人と話をしている際に大切なことを再認識したのでエントリー。

誰かパートナーと会社を共同で経営していく上で必要なのはビジョンの共有だ。
要は「なんでこの会社をやっているんだっけ?」という問いへの答えの共有。

その知人いわく、認識のずれは事業が軌道に乗ってきた頃に現れるという。
例えば一つのポイントが利益の使い道。

経営者の重要な仕事の一つが利益の使い道を決めることだ。
事業立ち上げの苦しい時期を抜け、利益が上がるようになると、その使い道を決めなければならない。
その会社が行っている事業を拡大したければ事業への投資に回すのだが、短期的・個人的な幸せを得たければ給与や経費を増やせばいい。

どちらが良いというものではないが、会社の方向性としては相容れないものだ。

会社を立ち上げる際には非常に重要なポイントだと感じている。

私の現在の考えは、基本的には事業拡大のための投資を優先すべきだが、もちろん個人の生活を犠牲にすべきではないし、事業が成功すれば、中期的には投資の原資を確保しつつ、個人(経営者だけでなく、もちろん従業員も)にも報いるような利益分配を両立させることは十分可能だと思う。ついでに言えば、それを両立させることができるような利益率の高い事業を選ぶことが経営判断としては非常に重要だと考える。

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