2011年9月14日水曜日

社員必読書認定! 「イシューからはじめよ」

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」
4862760856


本書は元マッキンゼー、現Yahoo Japan COO室室長が書いた、プロフェッショナルが持つべき仕事に対するアプローチの考え方についての本。


売れているのは知っていたが、タイトルが説教臭く感じられてなんとなく敬遠していた1冊。

今月行った企業研修の何かの参考になればと思い、改めて手にとり読んでみたが、予想以上に優れた内容に驚いた。

プロフェッショナルを目指す人、プロフェッショナルが集う会社の若手に広くお勧めしたい。


本書後半の問題解決、プレゼンテーション等に役に立つ、仮説やストーリーの立て方・磨き方についても大いに参考になるが、プロフェッショナル若手・予備軍が知っておくべきは序章の「犬の道」の話。

この序章を読めば、プロフェッショナルがどこに力を注ぐべきかがよくわかる。


プロフェッショナルを目指す皆さん、時間がなくてもとりあえず立ち読みでもしておいでよ、と言いたい(笑)

イシューからはじめよ―知的生産の「シンプルな本質」


(追記)
amazonの評価を見てみたら、結構悪い評価が入っていて意外。
しかし悪い評価の内容が「内容が抽象的すぎる」「ふわっとしてる」というものばかり。

企業研修をやっていても感じることだが、抽象的な学びから自分の行動に落とし込むのが苦手な人が増えているから、何かを伝える・教える際には十分注意しておかないといけないな、と改めて感じた。

2011年4月10日日曜日

新入社員・若手社員が読むべき本 : ロジカルシンキング編

最近、この春に新入社員になった人におすすめの本を聞かれて教えました。

その時の内容に少し加筆をして載せておきます。

---

・ロジカルシンキング

ロジカルシンキングは「結論」を導きだすための考え方です。

ビジネスでは、何かを決めることが日々求められます。

その何かとは、次に市場に投入する新商品をどれにすべきかという重要なテーマだったり、

次の宴会の一芸のネタを何にすべきか、というやっぱり重要なテーマ(笑)だったりしますが、

ロジカルシンキングは何かを決めなければならないとき、自分も他人も納得する「結論」を導きだすための考え方です。

ビジネスを行っていく上で核となる重要なスキルなので、ビジネスプロフェッショナルを目指すのであれば、ぜひ身につけておきましょう。


ロジカルシンキングを身につけるコツは、基本的な考え方をおさえたら、実践と検証をひたすら繰り返すことです。

その基本的な考え方を知るためにおすすめな本を紹介します。



● ロジカルシンキングについて全く知らない人向けの本

ロジカルシンキングという言葉を初めて聞いた or 聞いたことはあるが中身はさっぱり知らない、という人はこちらがお勧め。

「自分の答えのつくり方」

コンサルティング会社最大手のマッキンゼーの元コンサルタントがロジカルシンキングについて書いた本で、ストーリー仕立てになっていて非常に理解しやすいのが特徴です。



● ロジカルシンキングについて勉強したことあるけど使い方がよくわからない人向けの本

ロジカルシンキングを身につけるコツは、繰り返し実践してみることに尽きますが、基本的な考え方を知っただけでは、実際にどう使えばいいのかイメージが湧かないことも多いので、入門編の次のステップとして、ロジカルシンキングがビジネスのどういう場面で、どのように使われるかを知ると実践を始めやすくなります。


「問題解決プロフェッショナル」

この本はロジカルシンキングに必要な考え方を、ビジネスのシーンを豊富に交えながら説明しているので実践のスタートを切るためには非常に参考になる本です。

「自分の答え」と「問題解決」の2冊を読んだら、ロジカルシンキングについて本を読むのはいったんやめて、実践を始めましょう。
本を読むだけでは身につかないので。

この分野ではバーバラ・ミントの「考える技術・書く技術」「ロジカル・シンキング」という本が売れてますが、どちらも内容の濃い良書ですが「ロジカルシンキングを使ってコミュニケーションをより効果的なものにする」というテーマにフォーカスして書かれているので、そのテーマを集中的に知りたいという人以外は他の本にした方がいいでしょう。

また、両書ともに考え方の説明が多く、載っている事例も淡々としたものが多いので、読んでいて飽きやすく、教科書や参考書を読むのが好き、という人以外はつらいと思います。


以上、参考になれば。

2011年1月5日水曜日

明けましておめでとうございます

本年もどうぞよろしくお願い致します。

本年は大きな飛躍の年になるよう頑張っていきたいと思います。


忙しく、このBLOGの更新も滞っていましたが今月から再開しようと思います。

2010年9月25日土曜日

会社設立完了しました

本日登記手続きが完了し、無事に設立されました。

社名は「株式会社ロケット」としました。

この名称を選んだ理由は、

・世界に通用する企業に成長させる決意を込めて、万国共通で分かりやすい名称

・「ロケット」という言葉が持つ”ワクワク感”と”スピード感”、クルーの”一体感”を社風の最も重要な要素として根付かせたい

という想いを込めて付けました。

この名称に付けた想いを是非実現させたい。

2010年9月17日金曜日

株式会社登記申請書を法務局に提出した

本日会社の登記申請書を法務局に提出してきた。
手続き完了予定は24日とのこと。

設立後の手続き(銀行口座の開設、税務署等々への届け出)がまた面倒で、実はまだ設立手続き折り返し地点というところだが、やはり結構感慨深いし、やる気がより一層沸き上がってくる。

2010年9月13日月曜日

定款完成

以前書いたとおり、設立登記を代行業者にお願いしているが、そのお願いしている行政書士事務所から定款ドラフトが送られてきた。

内容をチェックし、委任状も添付してバインディング。割り印など押印したものを印鑑証明とともに行政書士事務所へ今朝送付した。

後は事務所の方に公証人役場持ち込んでいただき、その後自分で法務局へ必要書類を届け出ることとなっている。

銀行口座の開設等々、他にも色々やることがあるようなので、設立手続きが一通り完了したらまとめ記事を書こう。

2010年9月11日土曜日

ビジョンの共有

昨日、知人と話をしている際に大切なことを再認識したのでエントリー。

誰かパートナーと会社を共同で経営していく上で必要なのはビジョンの共有だ。
要は「なんでこの会社をやっているんだっけ?」という問いへの答えの共有。

その知人いわく、認識のずれは事業が軌道に乗ってきた頃に現れるという。
例えば一つのポイントが利益の使い道。

経営者の重要な仕事の一つが利益の使い道を決めることだ。
事業立ち上げの苦しい時期を抜け、利益が上がるようになると、その使い道を決めなければならない。
その会社が行っている事業を拡大したければ事業への投資に回すのだが、短期的・個人的な幸せを得たければ給与や経費を増やせばいい。

どちらが良いというものではないが、会社の方向性としては相容れないものだ。

会社を立ち上げる際には非常に重要なポイントだと感じている。

私の現在の考えは、基本的には事業拡大のための投資を優先すべきだが、もちろん個人の生活を犠牲にすべきではないし、事業が成功すれば、中期的には投資の原資を確保しつつ、個人(経営者だけでなく、もちろん従業員も)にも報いるような利益分配を両立させることは十分可能だと思う。ついでに言えば、それを両立させることができるような利益率の高い事業を選ぶことが経営判断としては非常に重要だと考える。